てんかんとは

てんかんのイメージ写真

てんかんとは、脳の神経回路が過剰に活動することで、反復性の発作が起こる神経疾患です。
「意識を失う」「身体の一部がけいれんする」「行動が突然止まる」などの発作症状が繰り返し起こり、日常生活や社会生活に影響を及ぼす可能性があります。

てんかんは子どもからご高齢の方まで発症し得る疾患であり、発作の種類・頻度・原因は非常に個人差があります。
また、原因が明らかでない「特発性てんかん」のほか、脳の器質的変化(脳卒中や脳腫瘍、外傷など)に起因する「症候性てんかん」もあります。

症状の特徴

  • 突然意識が遠のく、ぼんやりする
  • 体や手足がピクッとけいれんする
  • 身体の一部だけがけいれんする・硬直する(部分発作)
  • 言葉が出なくなる・動けなくなる・ふらつく
  • 発作後に強い眠気・混乱・行動の変化が見られる

これらの発作が「何もない状態 → 発作 → 回復」という周期で繰り返される場合、てんかんの可能性があります。
「たまにけいれんするから様子を見よう」ではなく、発作を経験したら早めに専門医に相談することをおすすめします。

当院での診療・治療方針

当院では、てんかん診療にあたって以下のような体制・方針を大切にしています。

丁寧な問診・発作のヒアリング

発作の内容・頻度・きっかけ・前兆などを詳しくお伺いします。

脳波検査・頭部画像検査との連携

必要に応じて、近隣の医療機関や指定病院と協力して精査を行います。

個別の治療計画

発作の種類・頻度・原因・患者さまの生活背景を踏まえ、抗てんかん薬の選択・生活指導・発作トリガー対策などを組み立てます。

ライフステージに応じたサポート

成長期のお子さま・女性(妊娠・出産を考えている方)・ご高齢の方など、それぞれの背景を配慮した診療を行います。

継続フォローと生活支援

発作の有無だけでなく、発作後の体調・睡眠・働き方・社会生活も含め、長期的に寄り添える支援を目指します。

日常生活で気をつけること

  • 定期的に服薬を継続することが、発作予防の基本です。
  • 睡眠不足・過度の疲労・過度の飲酒・強いストレスは発作誘因となるため、規則正しい生活を心がけましょう。
  • 発作が起こった時の対応(安全な場所に移動する・物を口に入れない・発作後は横向きにして回復を待つ等)を、家族・周囲の方とも共有しておくと安心です。
  • 妊娠・出産を希望される方は、薬の影響・発作コントロール・分娩時の対応など専門的な相談が必要です。

こんな症状がある時はご相談ください

  • 身体の一部や全身が「一瞬」「数分」けいれん・硬直した
  • 意識がなくなる・ぼんやりする・急に動けなくなる発作を繰り返している
  • 「こんな動きは自分でも分かるけど、何なのだろう?」と不安がある
  • 妊娠中・高齢・働きながらてんかん治療を受けたい・生活を守りたいと考えている

発作をひとりで抱えず、どうぞお気軽にご相談ください。専門医が安心して診療にあたります。